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カフェ<前編>2
いやな、ちょっと嫌な予感はしててん。
悲鳴やら皿が割れる音が聞こえた方を見たらどっかで見覚えのある筋肉が3体窓の前でポージングしとったし。いやなんでそんな目立つとこでポージング? 通行人もめっさ怖がってまっせ。
まぁとりあえず、筋肉って割とゴロゴロおるし知ってる気がするのは気のせい気のせいってことでもう二度と見んでええように視線を逸らしてたんや。
なにより友人オススメのめちゃうまパフェ食ってたしな。
うん、うまい。甘さが絶妙。
生クリームたっぷりで粉砂糖のかかった大きなイチゴが乗った至高のいちごパフェとはまさにこれのこと。
やっと来れたから逃したくなかったんや。
友人が「あれ? あれって」とか言いおったけど「僕は何も見えへん」と一蹴して食べたらさっさと出ようって固く決めてたんや。
そしたら背中に突き刺さる視線。
最後の一口のパフェを含んだ瞬間、響き渡るおぞましい声。
うーわ最悪や。もうなんなん最近。
諦めて振り返ったら、筋肉3人の6つの目
怖すぎます。別の意味で穴の中に入ってもう出てきたくありません。
「これが噂の……」
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