カフェ<後編>2

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カフェ<後編>2

 なんかわけわからんこと言っとるから「気色悪い」って言ったのに告白が返ってきた。  もう意味わからん。僕が可笑しいんかと錯覚するんやけど。  え? 僕がおかしいん?  ちゃうよな、あっちが可笑しいよな  あかん。  これ以上あの人らと関わったら正常なことがわからんくなりそう。  てかなんかブツブツ言いながらこっち近づいてきてるって怖いってぇええ! 「店員さん早くお勘定!」  僕が必死やのに店員さん手がガックガクしてて全然レジ打ててへん。  うん。いやうん。  わかるよ、わかる  僕の背後にどんどん迫ってきてる筋肉が怖いんやな。  わかるよ、すっごいわかる  わかるけど僕の貞操のためにお願いやから早くしてぇええ!  ……とか思ってたらなにやら後ろでもめる声。  その間になんとか会計を終えた。  ちなみに友は逃げた。許さんからな。  とにかく僕もはよ逃げな、とサイフをカバンにしまった時やった。  なんか腕掴まれて顔上げたら賀泰善(がたい よし)さんのドアップ。  キラ、と輝きが見えそうなほどの逞しい笑顔と共に流し目してくる賀泰善(がたい よし)さん。
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