SadoのSM小説 調教師集団 その四 堅実な現代女性が堕ちる

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 だが其処は工場、契約社員系の寮ではなかった。風俗嬢向けの一番低いランクの寮である。  伊佐沼に風俗嬢以外に母子生活用の寮は存在しない。  そして託児所も僅かに協力会社の関連が利用しているだけ。大方が夕方から風俗嬢のための託児所となる。  一時間五百円は風俗嬢が仕事以外に預ける場合の料金である。仕事に入る前後一時間を含めて無料となる。    保木間は松尾由美の派手ではないが均整のある素材に目を付けた。完全な美人より清潔感の有るそれなりの女。そしてスタイルは悪くない。  質素で理知的に見える美人を羞恥の極致に堕とす。適材である。  真のSM愛好家には堪らない悦びの提供ができる。何としても堕としたいと考えた。  この女には派手な拷問より徹底した羞恥責めを行いたい。  今回真紀子はぎりぎりまで支援する立場を取る。最後にある程度の力をつけて巣立とうとするところを一気に堕とす作戦である。  松尾由美の行く先にあるのは諦めだけである。そこに導くのがこれからの作戦となる。  
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