SadoのSM小説 調教師集団 その四 堅実な現代女性が堕ちる

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 調教師集団の団員は保木間の他十一名。弁護士、外科医、精神科医、印刷屋、警察官、組関係者もいる。  本日の共通就業面接会でどこかのグループ企業に就業した場合。独身者は本宿スカイシティに。家族のある者は伊佐沼タウンに住む事になる。  外部からの通勤は認められてない。  街の中だけで好景気な経済を廻す為である。そして日本の税金に流れることを限りなく抑止する。  余剰分はR国に吸い上げ再び再投資する。  本宿スカイシティは四本の五十階建て大型マンションシティ。周辺の工場オフィスビルから成る。  上層階のグループ企業役員住居を除いて独身者しか住まない街である。  妻帯者は四キロ離れた伊佐沼タウンからモノレールで此処に通う。  このモノレールが歴史の街の経済を一変した。上から吊られるタイプで町の展望は良い。三分くらいで駅西に着く。私鉄武州鉄道の武州駅である。  モノレールは武州線を跨いで東側に出る。直ぐ次は田面沢駅である。武州鉄道はこのまま武州寄居まで行く。  別の私鉄に沿ってモノレールは右に折れて元本宿駅に止まる。眼下の私鉄は此処が終点である。
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