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誕生日を祝っていた頃
昔やったゲームのサウンドトラックを聴いていると、ゲームの内容と一緒にその当時の情景も呼び起こされる。
今以上に世界というものを知らなかった当時の自分。
将来なんてものも漠然としていて曖昧な想像を掲げるだけ。
家に帰るなり勉強なんかそっちのけでゲーム機の電源を入れる。
思い起こされたその記憶に懐かしさを覚えながら、あの頃に戻りたいような戻りたくないような、相反する感情に浸る……。
そんな夜。
『誕生日を祝っていた頃』
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