シューティングスター☆彡

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次の日。 あんなに学校の人気者の宮田がいなくなったというのに、誰も気にする者はいないようだった。 「なぁ、大橋。宮田のことだけど。」 「はぁ?みやた?何の話だよ。」 やっぱり覚えてない。 同じように坂井先生にも聞いてみたけどダメだった。 誰も宮田を覚えていなかった。 『森口くんには覚えててほしい。俺の事。』 あの宮田の言葉を思い出す。 あぁ、そっか。 そういうことだったんだな。 忘れないよ。 絶対に。 お前の事はこの星の中で俺だけが、ずっとずっと覚えていてやる。 「森口~進路もう決まった?やっぱ大学はいっとかないとだよな~。」 「あ~そうだな。ま、俺はもう決まったけど!」 今までは特になりたいものなどなかった俺だったけれど。 「は、なにこれ、お前。宇宙飛行士!?なんでそんな急に…。」 そんなの決まってるだろ。 「会いたいやつがいるんだ。」 もう一度会えたら、その時は。 また寄り道してどうでもいい話をして。 今度はお前の星で流星群を一緒に観ようぜ。
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