ヤマザキパンパネェヽ(´∀`。)ノ゚

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典子は都心のアパートに一人暮らしなので、雀の涙のような派遣の給料では覚束ない。化粧品や洋服代を捻出するには、昼食代を切り詰めるしかないのだった。弁当を作る家庭的な要素のない典子は、最初はコンビニのおにぎり等を食べていたが、そのうち、バームロール3個で事足りることに気づいた。それくらい、典子はほっそりしていた。 レイアウトを決めた後、典子は立ち上がり、台所へ向かった。米を炊く。5合釜に、いっぱい。昼と晩の分だ。米だけは、田舎から豊富に送ってくるので心配はいらない。今朝、どんぶり1杯の白米を女王の塩で食べた。女王の塩は、還元力がすごく高いので、炭水化物の毒を消してくれるだろう。 典子は戸棚を開け、「株式会社ママ」のお徳用ラーメンを一袋、取り出した。これはいわゆる、ベビースターラーメンだ。袋を開け、そのままばりばりと齧る。これって、バニラアイスにトッピングしても美味しいのよね。塩気が濃いので、喉が渇く。冷蔵庫を開け、ネクターの1Lパックを一気飲みした。
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