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「おいで、共生」
どうしても、その名は譲れなかった。
__この子と、共に生きていきたいと思ったから。
「お父しゃん! ハンバーグ食べたい!」
「よし! じゃあ一緒に作るか!」
「作るー!」
いつか共生に、教えてやる。
お前の母親がどれだけ立派で、どれだけお前のことを愛していたのか……。
「「わぁー!」」
と、叫びながらいつものように二人で手を繋ぎ坂道を下る。
これからも、大変なことがたくさんあると思う。
だけどあいつが命懸けで守った命を、今度は俺が自分の命に変えても守っていくから……。
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