多重結婚

24/35
前へ
/35ページ
次へ
 舌を絡ませる濃厚なキスをした。山辺さんはまた胸を揉んだ。そのままデニムのボタンを外してジッパーを下そうとした。 「ん、ダメですよ」 「我慢出来ない。少しだけ」 「少しって、出掛けるんでしょ」 「まだお昼には早いじゃないか」  山辺さんは瑠々の首筋にキスをして、片手でデニムを脱がせてしまった。下半身がピンクのパンティー一枚になる。 「あ、ダメ」 「最後までしないから」  山辺さんはパンティーの中に手を入れてつぼみを探りあてる。そのまま指を小刻みに動かした。 「ああ」 「気持ちいいかな?」  瑠々は立っているのがやっとだ。 「んん」 「俺のも触って」  山辺さんが瑠々の手を股間に導く。硬く大きくなっていた。こんなもの触ったことがないから困惑する。少し摩ってみた。 「瑠々ちゃん、手を動かしたらますます大きくなっちゃうよ」  山辺さんはそう言いながらも指を器用に動かす。彼女がいるんだから慣れているんだろう。瑠々はそう思ったら嫉妬心が沸き起こった。身体を許してもいいか。シャワーも浴びたんだし。 「山辺さん、私、血がでるかもしれません」 「血が?」 「初めてなので」  山辺さんは手を動かすのをやめてギュっと瑠々を抱きしめた。 「俺も差し歯が取れちゃうかもしれない。今日はやめておこう。今度の土日に旅行に行こうか。スノボをやるときに泊まるいいホテルが群馬にあるんだ」 「えっ?」 「ここで流れでやったら悪いよ」  瑠々は山辺さんの気持ちが嬉しくなった。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加