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天井の低い廊下を歩いて点滅している部屋番号の部屋に入る。お会計機の機械が反応する。
岩崎くんはラブホテルは初めてじゃないんだろう。瑠々は機械的な声にビックリしたのに岩崎くんは平然と中に入って冷蔵庫を開ける。
「発泡酒とサワーしかないですよ。メニューで焼酎を選んで頼みましょうか。ロックがいいですよね」
「はい」
強いお酒を飲んでいたからそれを続けて飲みたい。でもベッドに倒れ込みたい気もする。それくらいグラグラしていた。
「またキスしてもいいですか?」
「キスくらいなら」
昨日から唇がふやけるくらいキスしている気がするが、これもいい男がどちらなのかを確かめるためだ。
唇を合わせていると岩崎くんがお尻を撫でた。そして背中につーっと指を這わせる。
「あ」
「感じる?」
岩崎くんはそう言って両手を背中に回しブラジャーを外した。
「ダメ、私、山辺さんと付き合い始めたんですよ」
「女の人は多重結婚が許されたじゃないですか」
「それは80キロ以上でしょう。私はあと2キロ足りないんです」
「2キロなんてすぐだ。俺が太らせてみせる」
岩崎くんはそう言ってTシャツを捲りあげる。そしてブラジャーもあげて左の心臓側の胸に吸い付いた。
「あ、ダメ」
「キレイですよ」
瑠々は立っていられない。ベッドに腰かけた。岩崎くんは横に座って尚も胸を攻める。そして片手で自分のはいているデニムを脱いだ。ボクサーパンツが盛り上がっている。
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