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あと5分で、地球が終わるッ!
あああぁぁぁ~~~ッッッ!!!
あと5分で、地球が終わるッッッ!!!
科学技術が発達した現代でさえ、もう……、助かる手立てがない……。
地球上の生物は、動植物も人類も含め、み~~~んな、覚悟を決めた……。
もう、どうすることも出来ない事態に、決して抗うことなく、今から起こりうる、地球の大爆発を、待つのみとなった。
もう、地球に、明日はない……。
愛する者と過ごす者、最後の晩餐をしっかり味わっている者、ゲームに没頭して気を紛らわせている者、長編小説をギリギリまで読もうとしている者、エロ本の袋綴じを開けまくっている者……、等々。
みんな、思い思いに、自らの命の終焉を迎えようとしていた。
俺は、ジタバタすることなく、静かに瞑想をしながら、心落ち着けて、地球の大爆発を迎える。
……つもりだった。
なのに……、
俺と来たら……、
この期に及んで……、
「モ~~~レツに、うんこが、してぇ~~~ッッッ!!!」
もう、必死だった!
瞑想だの、心落ち着けてだのと、もう、そんな悠長なこと等、言っていられないッ!
気づいたときには、トイレに向かって一直線ッ!
「最後ぐらい、ブリッ! と、スポンッ! と、スッキリ♪ 気持ちよく終わりたいッ!」
着いたッッッ!
俺は、サッ! と、ジーンズとパンツを降ろし、便座に座るや否や、
ー チャポンッ♪ チャポンッ♪ チャポンッ♪ ー
太~っとい一本ぐそが、三本ッ!
「ハ~~~、スッとした~~~ッ♪」
ウォシュレットでお尻を洗ってもらい、サッとお尻を拭こうとした瞬間、
ー ドカーンッ! ー
地球が大爆発ッ!
地球諸共、俺も、終わった……。
『拭かずの三発』で……。
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