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そいつに連れられて、エレベーターに乗ってついた先は、地下2階に設置されているライフルからハンドガン、手榴弾、パンツァーファウストと言うのだろうか、対戦車砲まで完備している武器庫の様な部屋だった。
良い奴だと思っていたそいつは、まぁ確かに良い奴なのだろうが、事実を知って肩透かしを喰らった気持ちと共に、若干の怒りを覚えた俺の気持ちも当たり前なのではないだろうか。
そいつ・・
鷹野貴史と名乗ったが、その男は、爽やかな容姿とは別物のような屈強な肉体が、着込んだ紫のスーツの下からも伺える。
タカノはさらに交換条件を出した。
「俺たちには、仕事を円滑に進めるために、末端の仕事屋がいるんだ。
協力してもらえないか。」
一体どういうことなんだ。
あの一件は、もう片付いたんじゃないのか。
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