3 ランジェリー職人

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3 ランジェリー職人

ある朝、、俺の家に変態獣人はやってきた―… 「愛してます。俺用のランジェリーができるまで離れません!」 秒速で扉を閉めようとしたのに…向こうの行動も早く扉が閉まる前に右手を扉に左手は壁をグギギキ"キ゛と獣人の(ちから)でこじ開けられてしまえば俺に勝ち目などなかったんだ。 たしかに俺は下着をつくって販売をしている。 下着は大事なんだよ! パンツ履かないと落ち着かないだろ!? 獣人たちが(じか)に服を着ているのが信じられない 尻尾の関係もあるだろうけど無頓着にもほどがある。 探したんだよパンツ……売ってなかったんだよぉおおおお 無いなら自分でつくればいいッ! ってことで布を買って試作品つくって履き心地いいものを見つけるまで何度も繰りかえしたんだ。 手先が器用でよかったよ裁縫(さいほう)ができて! 探し求めたパンツ、完成したよッ!!俺、ガンバった 試行錯誤して一番良かったのが魔物の糸をつかった下着だった。 丈夫で長持ちするし肌触りがよかったんだ。 そして女…ならぬ雌の獣人さんも胸元が見える服を着るときにこそつけてもらいたい こうレースのついたランジェリーがチラ見できる服のが最高だろ? ないのとあるのは全然違うんだよエロ度が!男のロマンだろ!! 交尾のときにプレゼントの包み紙を開けるトキメキや過程も大事だと思うんだ俺は。 あったほうがだんぜん良いにきまっているしッ! だが俺の知識などエロ漫画やゲーム、雑誌程度だったから はじめは水着っぽいものができあがり失敗を何度も繰りかえしモフっ子の装着姿を妄想して執念で完成させたようなものである。 それを売り出したら好評だったしランジェリーを世に広めていく俺の野望は順調に進んでいたはずで それが……どこで間違った? この活動が変態を呼ぶだなんて誰が予想できた!? 部屋に勝手にあがった獣人は服を脱いで 「ぁ"あ"、この()めつけがたまらん」と俺に見せたのは・・・ ―――ッツ!? このド変態、、、雌用のレースのランジェリー愛好者だ!!! (ピチピチだし何かいろいろはみ出してるからッ!ブラジャーは雄獣人の胸筋を隠すようにはつくってないからぁッ!!)
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