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スター特典追加。魔精は5月にエブの地雷をふんだ問題作 今回はスター特典に話を分けることで地雷を回避できたはず! ……と思いますが読めなくなる前にどーぞ。  *********************** 那々詩 洞窟生活も半年がすぎて冬になるのか洞窟の朝と夜の温度は氷点下かというくらい寒い!!歯はカチカチとなり髪の毛先は凍りつき体はブルブル震えているけれど とりあえず俺はまだ生きている。 このまま洞窟が冷え続けたら凍死するかもしれないけどッ! 魔精になる前は分からないけれどザミヘルは魔物の中でも知能はかなり高いのだと思う。(魔精は魔物の上位種である。) ただ知能は高くても人間としての道徳はないから人間を殺しても何も思わないし善悪も無いザミヘルは自分を攻撃する魔物や人間に容赦(ようしゃ)がないだけな気がする。 (彼を攻撃しない魔物や洞窟に迷った旅人に対しては放置していたのだ) 人間らしい容姿をしていても(さそり)の尻尾があるだけで敵と判断して攻撃した冒険者や騎士や魔物退治をしている人間は悪くない (魔物を見つけた時の人間としては正しい判断なのだが…) 彼らの不運は俺という魔物に捕らわれた人間を目撃してしまったことだろう。 まぁ、魔物らしき存在と一緒に人間がいたら攻撃して助けようと考えるのも分かるけれど――… (俺はザミヘルと洞窟を歩いてただけだ。ザミヘルに変なことをされてたわけでもなく、拘束(こうそく)もされてないし一緒(いっしょ)に歩いていただけ。) 助けてくれようとするのは有難いけれど実力差は考えて欲しい 彼(ザミヘル)を本気で倒すなら国の軍隊を連れてきてもらいたいものだ ザミヘルは彼らに先制攻撃していないし危害を加えたわけでもない 攻撃されたから魔法でやり返したわけで・・・ どっちも間違ってないけど助けようとしてくれた人たちに申し訳ない気持ちになるのだ俺なんかのためにこんな化け物級に強い相手と戦わせることになったことに罪悪感が半端ない… ザミヘルに攻撃したのが魔物なら邪魔をせずに見守るのだが 相手が人間の場合は彼が(とど)めを刺す前に割って入るのが俺の役目になっていた。 もちろん俺自身に魔精を()める(ちから)は無いから字のごとく人間とザミヘルの間に立って魔法を防ぐ盾となっただけだ。 無謀のような行動だけれど人間が目の前で殺されると思ったら体が勝手に動いていて体のダメージに身構えたけど衝撃はないし目をあけたらザミヘルの魔法が消えていた。 ザミヘルの魔法は俺には()かないことが分かってからは迷うことなく盾として行動してザミヘルの不興をかった俺がその後どうゆう目にあうかは想像にまかせる。 だから頼むから国の軍隊で討伐するのでないなら洞窟に来ないでくれ! 5~6人だけのパーティーで倒し来るならザミヘルに攻撃するなと言いたいッ!! けど俺の願いは届かずモコの町へいく砂漠の下にある洞窟には 強い魔物が住んでいるとか魔物に捕らわれている人間がいるという噂が俺が助けた人間たちによって広がったと知ったのはだいぶ後になってからだった。
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