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1 カナダの幼馴染の彼とは、別れを惜しみながら帰国した
私は5歳の時にカナダのバンクーバーに、商社に勤める父親の仕事の関係で移住した。学校は日本でいう小学1年生がグレード1で、グレード9まで在籍して日本に帰って来た。そして、明日ヶ丘高校に、帰国子女の枠で入学できた。
カナダの家の隣に住む一家と親しくしていて、そこの2歳上の男の子とよく遊んだ。名前はジョージで、金色の髪がとても新鮮で、そばかすのある顔も魅力的だった。14歳の時に、その子とキスをした。日頃からハグするのは当たり前で、好き同士のキスをしたのは初めてだった。彼も私が初めてだったが、キスはとても上手で甘くとろけるようだった。
学校が休みの日には、二人で街を散策したり、ビーチでデートしたりして親密になったのは当然だった。キスだけに納まらず、お互いの身体を確かめ合う行為に進んでいった。両親が留守にしたある日、私の家に彼を呼んで、恋人同士がするように戯れ合った。しかし、まだ一線は越えていなかった。
15歳になって日本への帰国が決まり、彼とも別れなければならなかった。お互いに別れを惜しんで、時間を見つけては一緒に過ごした。彼と一つになりたいと言い出したのは、中学3年生の私だった。彼を私の部屋に連れ込み、ベッドに招き入れた。彼はさすがに緊張していたが、いろいろ試みている内に彼を受け入れる事ができた。彼とは事情があって、その1回きりで終わった。
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