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原稿が終了。どうする?!
2018年が終わる頃に、「なつき」の連載も終わろうとしていました。
私のよくやる手法ですが、恋が今から始まるか? というところで終わります。もともと、「なつき」は、女子中学生の成長物語だと位置づけていました。恋はスパイス程度にしか思っていなかったのです。
すると、作品のファン1号の菜子さんから、期待のコメントです。
「夏生の恋が気になります。続きを読みたいです」
え……!?
原稿、もう無いんだけど。
無いなら、書けばいいんでは? どこかで声がしました。
もしかして、夏生たちに催促された? と感じました。
そこからは毎日、1~2ページ書いては公開の日々が始まりました。
実のところ学生時代は、恋心を秘めていたりはしましたが、お付き合いなどしたこともありません。それに、村の中学生の設定です。どうしようかと悩みました。
けれど、続きを書き始めると、そんな心配はいりませんでした。
不思議なことに、頭の中でちゃんと夏生たちが動き回っているのです。
私は彼らを追いかけて、必死にメモを取っている感覚に陥りました。
本当に会話しているのです。
誰か、私の頭の中をビデオ撮影してくれ~! と何度思ったかわかりません。
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