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「お前の、仕業だったのか……」  聞かされた真実に、私は震えた。加担したのは、自分と同じ年頃の、仲間だと思っていた連中だ。その顔が次々に脳裏に浮かび、気が遠くなるほどの怒りを覚えた。 「悪かった……みんな若かったんだ」  若気の至り、そんな免罪符で済まされるような罪だと思っているのだろうか。言葉を失くした私に、ダミオは人格者(づら)で懇願した。 「俺は呪われてもいい……でも、孫たちは助けてやってくれ」 「なん……だと」  おぞましい過去を告白した口で、よくもそんなことが言えたものだ。あまりの怒りに、視界が歪んだ。  目眩を感じてうつむくと、皺だらけの自分の手が、赤黒く染まっているように見えた。 「孕ませたのも、腹を裂いたのも、俺じゃないだろ……なぁリベカ……もう、許してくれよ……」  妹と、たくさんの胎児の血に染まった両手。  ダミオが垂れ流す戯言を聞きながら、私はそれをじっと、見つめていた。
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