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ANO-L-001 異界ねこ
危険度 delta (まあまあ危険)
《管理》
ANO-L-001は通常のねことほとんど変わらず、ペットとして飼う事が可能なほど危害を加えたりはしません。
餌も市販のキャットフードを好んで食べるので管理にも手間取るという事は今のところ確認されていません。
しかし成長するにつれ、通常のねこの3~4倍程度まで大きくなるので、少し大きめのケージに現在は収容されています。
《形状、特徴》
幼少期は通常のねこと変わらない大きさで、異なる点としては背中辺りに小さい羽根が生えている所と、額に月のような紋章があるということです。
《事件》
20XX年X月XX日、老夫婦の八つ裂きにされた遺体を家への出入りが無くなった事を不審に思った近所の住人が発見。
警察の調べによると、大きな爪のようなもので喉を切り裂かれていたのが死亡原因だという事が分かった。
熊が家の中に入り込んだと考えられたが、そのような形跡は見当たらず他に人間を殺傷できるような動物は検討がつかなかった為捜査は難航、現在にいたるまで真相はわからずじまいだという。
そしてその警官の目には一匹のねこが部屋の隅で寝ていた光景が時効になる最後の景色だったと話している。
「珍しい模様だなあ…月か?」
追伸
どうやらANO-L-001に対して虐待などの攻撃的な行動をとり続けた場合、満月の夜に年齢に関係なく非常にその者に対して狂暴になり、現在の大きさの10倍程度に巨大化し、対象を殺害できるまでそれは続きます。
そしてそれが達成されると元の大きさに戻り、性格も温厚になるそうです。
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