踏み入れてしまった世界

1/5
前へ
/354ページ
次へ

踏み入れてしまった世界

同じ景色、同じ人の流れ、同じ食事、同じ教室。慣れたその生活とその流れに、飽きていたわけではない。不満があったわけでもない。 でもなぜ俺は、あのとき、あの話に乗ったのだろう。 何かを変えたいとか、挑戦してみたいとか、そんな思いがあったわけでもなければ、危険な世界かもしれないという警戒心がなかったわけでもない。 なぜ、俺は、この世界に足を踏み入れたんだろう。
/354ページ

最初のコメントを投稿しよう!

196人が本棚に入れています
本棚に追加