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この大会は「サバイバル中学生」というサバイバルキャンプ大会だ。三日間で用意された課題をこなしてポイントを獲得し、最終的な合計ポイントを競う。
参加者は三十人で、リーダーとなる十人が抽選で選ばれた。
リーダーが順にくじを引き、チームメンバー２人を選ぶ。
三人ずつの十チームで、明日からの大会に臨むことになる。
俺はリーダーのうちの一人に選ばれた。
俺は、No.１１だった。特技欄には「腕力、体力に自信あり。器用で何でもこなします」と書かれている。エントリーシートの通りだ。
No.２０は「植物やキャンプの知識豊富」と書かれている。
No.７のそこには、
「あと５分でどうなるかわかります」
と書いてあった。
「……では諸君、頑張ってくれたまえ」
おもむろに拍手が起こる。
髭おやじの挨拶なんて何も耳に入らなかった。
「ね、５分で終わったでしょ？」
嬉しそうなNo.７を見るとため息が出た。
だから何だって言うんだ……
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