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初めての海外、まるでそこは映画の中に入り込んだような世界。
全てが美しく見え、自分が東洋人であることを恥ずかしくさえ感じた。
しかし、時間が経つにつれ、自分より太っている人も、不美人もいることに気がついてから、なぁんだみんな人間じゃないか、と思えるようになった。
そのオーストラリアでは「ホームスティ」⇨「ゲストハウス」⇨「間借り」をしました。
もちのロンで、全部、誰か他人様と一緒の生活です。
「ホームスティ」はシングルのおばさんと
「ゲストハウス」は大きな家をみんなで
(日本人が多かったが外国人もちらほらいた)
「間借り」はオーストラリア人のシングルマザー、娘小学校2年ぐらい?と2歳ぐらいの娘だった。
その2歳のミスティちゃんにせがまれ、キッス(もちろんマウストゥマウスである)をしたのは良い思い出でございます💓
ここでロリ気のある方々は羨ましいと思ったかもしれませんが、
はっきり言ってよだれまみれのキッスであったことを付け加えておきます。
誰かと住むということは、
キッチン、バス、トイレ共同!
自分の食器は誰かが使ってる。
冷蔵後のものは勝手に食べられる。
そんなのは超当たり前。
だけど、真面目な日本人は人のものには手をつけない。
ゲストハウスの頃、赤ちゃん連れのカップルが短期滞在していたのだが、洗面台でオムツを洗濯したらしく、茶色ものがあちこちついていたのはちょっと勘弁だった。
この初めての海外生活では「自由」というものを知った。
「こうしなさい!」
「こうあるべきよ!」
などという堅苦しさから、解放された貴重な1年だった。
誰が、そんなことを決めたのだろう?
ある時、一人の女性がサンダルを手に持ち、裸足で歩いている姿を見て、ショックを受けた! それこそ神の啓示のように!
「そうだよね! 靴づれしたら、脱いで歩いたっていいんだよ!
なんで我慢して履いてなきゃいけないの? それっておかしくない?」
日本ではサンダルが合わなくて、靴づれをしても、それこそ血が出ててても、我慢をしてそのサンダルを履き続ける。男性には理解ができないかもしれないが、女性であれば1度は経験してるはず。
でも、日本では、それは恥ずかしくて、できない。
ただ、そんなことに感化されたのか、ゲストハウスの他の棟に住む日本人の男の子が裸足で歩いてみたらしい。しかし、それが真夏で火傷をしちゃったのはどうかと思うだけどもね。
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