エピソード02 「100円分のお仕事」

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エピソード02 「100円分のお仕事」

「大変や! (とおる)ちゃんいてる⁉︎」  バァンと事務所のドアを蹴破(けやぶ)る勢いで、湊川(みなとがわ)怜司(れいじ)が現れた。  (おれ)はちょうど、おやつの千寿(せんじゅ)せんべいを一人で食べて、ソファで一息ついてる時やった。 「振り込(ふりこ)みがあったんや。作者の友達のしまもさんから。noteのサポート機能でやで」  ドサっとソファの(となり)に断りものう(すわ)ってきて、怜司(れいじ)兄やんはめっちゃ近かった。  この人はそういう仕様やから仕方がない。 3b7d171c-e615-4786-a1bd-90b61c9940b2 「noteってなんや?」  (のど)()まりかけた千寿(せんじゅ)せんべいを丸呑(まるの)みしながら(おれ)は答えた。  大丈夫(だいじょうぶ)千寿(せんじゅ)せんべいは飲み物や。(うそ)やで。 「noteていうんは最近いい感じに盛り上(もりあ)がってきてるブログサービスみたいなものや。いろんな(すご)い人が面白い記事を気ままに書いてはる。作者も(すご)くないくせに(うれ)しがって飛びついたんや」  怜司(れいじ)兄やんは深刻(しんこく)な顔でそう解説してくれた。  さすがはチーム戦隊秋津(あきつ)ファイブのインターネット担当(たんとう)や。 「それがどないしたん」
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