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「はあ……今エネルギーを充填中なんだけど」
「ふーん。終末セールで80円で買ったカップうどんでねえ……」
私の目の前に現れた妖精の突っ込みに、私は軽くため息をつく。
彼女と出会ったのも、今から1年前。
私は神様の使いとして適当に選ばれ、妖精と共に修行に励んでいた。
神様に与えられた私の使命は、隕石の直撃を阻止する事。
この世界はまだ滅ぶべきではないらしく、そのために私が選ばれたらしい。
何故普通のフリーターだった私が選ばれたのかは分からないが、今では自分の使命を受け入れている。
「さ、行こうか」
カップうどんを汁まで平らげた後、私は妖精と向き合って言った。
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