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少女の正体
「私幽霊なんです。」
と大声で叫んだ。彼女はそう叫びおわると、ほっとしたように息をついた。
「えっ?」
「おう、そうか。」
僕は戸惑い、遊馬は普通な顔をして鼻歌を歌っていた。
いやいや、今の多分聞き間違いだよね?いや、そうに決まってる幽霊なんてこの世に存在するわけがないし!!きっとさっきのことで同様してたんだな。うん!そうだきっとそうに違いない。と頭の中で必死に自分を説得する。
「ご、ごめん。耳がおかしいみたいだ‥‥幽霊って聞こえちゃった。あはは‥‥!」
僕は戸惑いながらも、笑顔で彼女にそういった。
「えっ?だから私は幽霊ですよ?」
彼女はキョトンとした顔でいう。その反応はまさか冗談‥‥。じゃないよな‥‥。どういうことだ、訳がわからないというかこの状況についていけない。
「あ、そう言えばお前幽霊みたいな非科学的なもの嫌いだったな!!」
と遊馬はへらへらと笑ってゆいと僕を見比べている。
「冗談だろ‥‥。」
僕は驚愕して頭がショート寸前だ。たっていることさえ奇跡に感じる。
「だから、さっきから言ってます!!もう、何を聞いても驚かないって言ったじゃないですか‥‥。」
彼女は膨れっ面になって、すねてしまった。いや、でもこれは‥‥
「それとこれは別の話だぁーーーーー!!!」
僕はそう叫んだ。
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