―…あかいろ…―

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何度か片足で様子を確かめる。 どうやら、変にヌルッとしたりグチャっとしたりはしないようだ。 何だか安心した俺は、ゆっくりと両足を道路に移して、駅に向かって歩きだした。 「うわー…俺のマンションまで……」 軽く振り返ってみると、さっき出てきたマンションさえも、他の物同様に真っ赤に染まっている。 一晩の内に、一体何があったのか…不思議で仕方なかった。
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