☆あと５分☆

翌日、
眠い目をこすりながら

起きて、台所に行くと

叔父さんと、叔母さんは
すでに
仕事に、出かけていなかった。

テーブルの上には
朝ごはんの用意がされてて

それを、一人で食べていると

じぃちゃんが
話しかけてきた。

あぁ、そうか。

じぃちゃんは、いつも
一人で、留守番しているんだ。

ボケてきた、高齢者を
一人で留守番させてる事を
心配して

施設に入れようかと
探してるところだと

母親が言ってたっけ。

『純一、メシ食ったら、わしの部屋に来てくれんかのぉ』

『わかった！食べたら行くから』

どうせ、
俺も暇だし。

虫取りや、川で泳ぐ事を
目的で来たわけじゃないしな。

俺は、
朝ごはんを食べてから

じぃちゃんの部屋に行った。