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路面電車を降りるとすぐ目の前に神社へ登る幅広で長い石の階段がある。横断歩道を渡り、登り口のところに着く。私は石段を一歩一歩登っていく。踊り場まで来たかと思うとそこは階段と直角に交わる下からは見えない路との交点にもなっている。灰色の大きな石の鳥居をくぐってさらに階段を登っていく。やや足が疲れを訴え始めた頃に階段を登り詰め、顔を上げると、目の前に広々とした境内の様子が開ける。一面にきれいな玉のような砂利が敷き詰められている。
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