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「あんた、いつまで面倒な女やってんのよ。自分の年、わかってんの?残された人生、少しでも長く恋を楽しみたいなら自分から押し倒すくらいでガツンといきなっ。」
友人よりなんとも強引な…
いやいや、
なんとも心強い言葉を貰ったのだ。
そうだよね。
このままではきっと課長は私にずっと気を使ったままだと思う。
永遠に。
正直、不安もある。
いざという時に、万が一、過呼吸にでもなったら…とか。
私が拒絶してしまって課長を傷付けるようなことになったりしたら…とか。
それでも課長への気持ちは無くならないから。
課長の事が好きだから…
「週末一緒に過ごして…それで月曜の朝には課長のネクタイ、ーーー私が結びましょうか。」
ガタンって音とともに課長が椅子から落ちた。
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