恋をするなら月曜日に

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そして週末ーーー 課長と二人でお姉さんのお家にお邪魔してミィちゃんと久しぶりに再会した課長は… 止そう。 あんな姿の課長は私だけが知っていればいい。 思えば課長がミィちゃんの事を可愛い彼女と言ったから、私は勝手に彼女がいるものだと誤解した。 その事で課長と気持ちが通じ合うまで随分、遠回りした気がする。 だけど… だからこそ、気づけたのかもしれない。 恋をする気持ちに。 いつかは、って思っていたけれど、正直、こんなにも素敵な恋が出来るなんて思っていなかった。 どこか諦めていた。 そんな私が生まれて初めて恋をしたのだ。 そして、その恋が叶うなんて… まるでお伽噺みたいだよね。 二人して私の住むマンションに帰ってきた。 課長に手を繋がれエレベーターを待つ。 エレベーターの中に乗り込むと何も言わず課長は私の部屋のある5階ーーー ではなく6階を押す。 そう、6階のミィちゃん部屋は今は課長が住んでいる。 行き来するよりいいでしょ?って早い段階で課長が越してきたのだ。 何度もこの部屋へ来たことはあるけれど、今日は違う。 ここにお泊りするのだから。 課長も心なしか言葉数が少なく感じるのは気のせい? じゃないよね。 明らかに静かだ。
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