恋をするなら月曜日に

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目の前で課長が目を見開き私をじっと見ている。 そしてやっぱり耳が赤くなっている。 今日は月曜日。 週の始まりだけど、私にとっては課長との恋のきっかけでもある。 しかも本日、ノー残業デー。 さて、きっちり仕事を終えた後は課長とどう過ごそうか。 「課長、やっぱり恋をするなら月曜日ですね。」 私からのいきなりの宣言に一瞬、ん?って顔をしたものの、直ぐ笑顔になった課長は 「だな。」 それだけ言うと再び顔が近づいてくる。 今度はさっきよりもゆっくり、そして少しだけ長く、深く… 私は王子様からの熱い口づけを受け入れるべくゆっくりと、目を閉じた。 【恋をするなら月曜日に】 終 最後までお付き合い頂きありがとうございました(^^)
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