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「課長、クマですよ。ほら、カフェラテにクマ描いてます。」
「へぇ…箕輪さんもはしゃぐことあるんだね。」
「課長、人をなんだと思ってるんですか?」
課長と定食屋さんでご飯を食べたあと、今日こそはと最近、話題になっているカフェへとやってきた。
「なんだと思ってるって、そりゃあ…、仕事の出来る優秀な部下で人への気遣いも出来てそして、笑うと可愛い箕輪さんだと思ってるよ。」
か、可愛いって!
「うっ…、ほ、褒め過ぎです。」
「そっ?思ったままを言ってるだけだけど。」
課長のペースについていけない…
「ああ、後、それ止めよう。」
「それ…ですか?」
首を傾げているとテーブル席の向こう側に座る課長が思いついたかの様に付け足した。
「仕事中でもないのに課長って呼ぶの止めて。仕事終わった気がしない。」
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