未定

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「今回みんなを呼んだのは他でもない、今度行われる体育祭についてだ」 今回は例年と違い限りなくランダムで組み分けが行われた。 限りなくというのは例外があるからだ。 その例外が、学園の人気を最大限に集める執行部である。 「今年の俺たちの組み分けは風紀副委員長の柏木に頼んだ。自分がどこの組かは知っているだろうが、改めて各々がどこの所属か確認しておこう」 そう言った委員長の後ろで、組み分け表の写ったスクリーンが光る。 おそらく操作は後ろで微笑む彼だろうが、いつのまにここまでセッティングしたのだろうか。 「と、言っても何を基準で選ばれたかは俺には分からないからな。柏木、説明頼めるか?」 ぼんやりと考えているうちに不意に自分の名前が聞こえ我に帰った。 いつのまにか視線はこちらに集中している。 組み分け基準というと。あれか。 自然と口元には笑みが浮かんでいた。 「もっちろんですわ!ではでは!皆様スクリーンにご注目くださーい!」
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