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「続きまして、生徒会長挨拶」
「まずは新入生の皆さん、改めて入学おめでとう。これから学業や部活動ーーーーー」
結局あの後、両隣に座った先輩方だけでなく、遅れてきた風紀の2人以外から、からかいと言う名のお説教を受けた。
くそう、庶務の双子や会計なんて俺より年下なのに。
まあ、今回は大分迷惑かけたみたいだし、申し訳ないことをした。
一人一人ちゃんと誤ったよ。
立ち上がろうとして動けなかったため、座りながらになったが。
そうして、ようやく時間が来て。
やっとこの拘束からも解放されると安堵した矢先。
「さあ、行こうか」
「…………離しては下さらないのですね」
立ち上がった瞬間、先程から嫌という程感じた感触が。
ゆっくりと見ると、やはりというべきか、一ノ瀬先輩から再度腰を抱かれていた。
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