「あと、2年」

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「ーーーー以上、有意義なものにしたいと思うが、くれぐれもハメは外しすぎないように。そして、先日欠席していた最後の役員の紹介を執り行う」 ぼーっと生徒たちの顔を眺めているうちに、生徒会長の話が終わったようだった。 腰に回っていた手が外され、軽く背を押された。 進む先を見ると恭介が顎で早く来いと急かし、並んでいる役員たちを見ると面白そうに笑っている。 味方はいないのか。 しょうがなく恭介の隣まで歩みを進める。 マイクを受け取ると、小さく"お前が悪い"と囁かれた。 うるせえ。 そのご尊顔を小さく睨み、気を取り直してマイクを口元へ。 花が咲くようだと定評のある外面満開の笑みを浮かべて、口を開いた。
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