退屈な図書委員長の独り言

「あと、2年」

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挨拶も終わり、本日の仕事は終了した。

これからのんびり式を眺めていよう。

そう決め込み、元の位置に並び直す。

ちなみに、今回は腰に腕は回って来ず、密かに安堵したのは内緒である。

「それでは、新入生歓迎会について説明する」

そんなことを考えている間に、生徒会が前に出ており説明を始めていた。

そういえば、新入生歓迎会のルールを説明するだけの式なんだよな。

時間の使い方が贅沢すぎるんじゃねーのかな。

ざっとまとめると、宝探しゲームのようなものだった。

執行部・教師がそれぞれ宝を隠し、ヒントを与えていく。

宝の中身は、食堂無料券のような副賞から授業1日免除や寮の1人部屋券というものも。

そして、執行部の名前が書かれた紙を引き当てた者は、該当の役員が許容できる範囲のお願いを１つ叶えてもらえるらしい。

何それ聞いてない。