「あなたの笑顔が曇らぬように」

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気を取り直して、再度質問を募り、回答をすること数回。 質問がないのを確認し、用意した資料のローテーション表に目を通す。 「初めての方もいらっしゃいますので、来週1週間は私も一緒に業務を行います。気負わずにどうぞお越しくださいませ」 そう言って目を細めると小さく沸き立つ歓喜の声。 小さくきゃあきゃあ言う姿を見て可愛いな、なんて思う俺は大分この学園に毒されている。 「落ち着いた頃に副委員長の選抜も行いたいと思います。立候補希望の方もそうではない方も、ご活躍を陰ながら見守っております」 ぺこりと一礼し、解散を告げるとおもいおもいに席を立つ生徒たち。 その様子を眺めていると、視界の端にこちらをみている生徒が映る。 視線をやると、そこには先ほどの親衛隊持ち、朝比奈が立っていた。 まだ何か用だろうか。 顔をそちらに向け、こちらに注がれている瞳に視線を絡める。 途端。 「…っ」
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