「あなたの笑顔が曇らぬように」

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双子の後ろ、ゆっくりとこちらに歩み寄る面々を見る。 「テスト前だからな、生徒会室で勉強してたんだが、この双子がお前の淹れた紅茶が飲みたいと言い出したんだよ」 悠々とこちらに歩み寄る恭介を先頭に、副会長、会計と続く。 「悪いな、邪魔するぞ。尊」 苦く笑いながらすまなさそうにこちらを見るのは、副会長の篠塚 誠。 「みこちゃん、相変わらず美人さんだねぇ〜」 にっこり笑ってゆるゆると手を振るのは、会計の御坂 日向。 ここに、書記の山瀬 遙、庶務の山瀬 奏を含めた計5人が今期の生徒会役員である。 「みこちゃん!ケーキもってきたよ!」 「お土産だよ!」 「「一緒にたべよ!」」 左右の手を握られ、嬉しそうに引かれる。 その様子に可愛いなぁと思いつつ、口を開いた。 「いまお茶の用意をいたしましょう。談話室でお待ちくださいませ」
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