第3話

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黒いガスは目前まで迫っていた。俺は何度も強く叩きながら 「早くしろ」 と叫んで起動させた。 そして ウイーーーン 《脱出します》 グゴゴゴゴ 俺の身体に強力な重力がかかり大きなエンジン音を鳴らしながら再び脱出に成功した。 「何とか逃げ切れたぞ」 だが、喜ぶことはできない。既に酸素も緊急量しか無く、アイラの装着した酸素ボンベも残り少ない。 俺は急いでベッドに寝かした、アイラの元へ向かった。 「無事脱出できたよ」 「良かった。レノ‥ 」 アイラはニコッと笑顔を見せながら眠りについた。 俺は何とかボンベに残っている酸素を交換しながら地球へ向かった。 ブーブーブー 《まもなく地球へ到着します》 「良かった」 残りわずかの酸素を残して俺達は無事に目的地へ到着した。
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