星が輝く夜の女

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僕は緊張して何を話したらいいのかわからなかったけれど千夜さんは、僕の年齢や職業、休みの日は何をやっているのかなど根掘り葉掘り質問してきた。 僕は特別隠すこともないので、千夜さんの質問に正直に答えた。 千夜さんの質問の中で1つだけ気になる質問があった。 「新宿ゴールデン街には、よく飲みに行かれますか?」 千夜さんからの質問に僕が、 「はい、時々行きますよ!」 と答えると、さらに千夜さんが、 「猫、いませんでしたか?」 と聞いてきたので、 「あぁ、あの白い猫のことかな?  僕はその白い猫が小さな頃から、よくミルクを飲ませたり、ご飯や魚を食べさせてあげたりしました。」 と僕が正直に答えると、千夜さんは僕の顔をじっと見つめて何か考え事をしているようだった。 「白い猫が、どうかしましたか?」 僕が質問すると千夜さんが我に返って、 「あ、いえ、私も新宿ゴールデン街で見かけたことがあって…」 と教えてくれた。 僕が真夜中に星を眺めるのが好きだという話をすると千夜さんが、 「機会があったら私も星を見に連れて行ってください。」 と頼まれて僕は千夜さんはどこまで本気なのだろうかと思ったけれど、千夜さんが僕の連絡先を聞いてきたので僕はメールアドレスを教えた。 その後は、たわいもない世間話をしていたが、亜衣さんが席に戻ると千夜さんはボーイに呼び戻されてしまった。
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