【3P】星降る夜に

1/3
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
「やだ、リッキーったら!そんなこと、早く忘れてよ!」 「忘れたくても忘れられないよ。 あんな面白い顔… 俺、あれ以上面白い顔なんていまだに見たことないから。」 そう言って、リッキーは肩を震わせる。 「酷~い!」 サーシャは、大袈裟に頬を膨らませ、その後、二人は顔を見合わせて笑った。 リッキーとサーシャは同じ村に住む幼馴染だ。 リッキーは今年16歳、サーシャはひとつ年下の15歳だった。 暗くなり始めた裏山の草むらに二人は寝転がり、先程からずっと、懐かしい昔話に花を咲かせていた。 話は途絶えることがなく、あたりには明るい笑い声が響いた。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!