序章

2/3
前へ
/162ページ
次へ
10月…。 ?)「あれ…?この村のどこかにあるんだけどな…」 そう言って富士山のふもとにある小さな村をトボトボと歩いている少年…。彼は、杉山奏人。唯一の肉親であった祖父が亡くなり、その祖父の言いつけでこの村にある大神家にお世話になる為に来たのだが… 奏人)「大神家ってどこにあんだよ…」 どうやら彼は迷ったようだ…。奏人は近くにいた老人に大神家の場所を尋ねた。 老人)「大神家…?大神家は大天狗の山の中にある」 奏人)「大天狗の山?」 老人)「ほれ、目の前にある大きな山じゃよ。そこの道を真っ直ぐ行くとな、突き当たりに大きなお屋敷があるんじゃ。そこが大神家じゃよ」 奏人)「ありがとうございます」 老人)「じゃが…あのお屋敷に何のようじゃ?」 奏人は、老人に祖父が亡くなった事、その祖父が死に際に大神家にお世話になりなさいといっていたことを話した。
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加