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悪夢のレッスン 一気にデュース
初級に移って初めてのレッスンの日。
緊張して、いつもの「初めてクラス」のコートの隣のコートに入った。
ふつうのコートなのだろうが、半面出身の私にはものすごく広く感じた。
今日のレッスンは、8人。わたしを含めて、男性、女性4人ずつだった。コーチもメインとアシスタントコーチが付く。
いきなり、男性は男性同士、女性は女性同士のペアになり、ショートストロークの練習だ。
球を2球握り、コートのまんなかのサービスラインから球を出す。緊張のあまり、ネットに二回かけてしまう。相手の40代くらいの髭の男性は呆れた様に、自分の球を軽く出す。
わたしはまたも、レシーブをネットにかけてしまう。最悪な連鎖に入ってしまった。見かねた、あさのコーチが「マサさんボールをよく見て、当てていこう」次の球はようやく相手に返った。
でも、髭の四十代の返球は軽くスピンがかっていた。これも空振り。
わたしはテニスを始めた事を初めて後悔した。
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