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「でも、何で一人だったの?」
ちづるのほうを向かないように、話しかける。服が透けていて、きれいな胸の肌が見えてしまうからだ。
「友達と一緒だったんだけど、走って帰っちゃった」
「それで一人か」
「うん」
「名前、なんていうの?」
「田口洋二」
「田口さんって呼んでいい?」
「洋二でいいよ」
「それって……」
ちづるは小さく恋人みたいじゃんと言いながら、腕を組んでくる。彼女の柔らかいふくらみが腕に当たる。
「おれはちづるって呼ぶから」
「・・・うんっ」
ちづるがさらにくっついてくる。胸が強く押し付けられる。
「よろしくね」
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