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耐えられなくなったのか、怜が繋がったまま透瑠の身体をシーツに沈めた。そのまま律動を再開させる。
「透瑠っ、好き……好き……」
中心を怜の手に包み込まれ、激しく上下される。うっとりするような声音で囁かれて、身も心も蕩けそうだ。
「怜……おれ、も……っ」
揺さぶられながら、降りてきた唇を熱い舌で迎え入れる。
怜とひとつになっている。求められ、繋がって、愛の言葉を何度も囁かれて、満たされる。
幸せすぎて、怖くなる。怖くて、思わず恋人の背中に回した手に力をこめた。
怜……愛してる。
「怜っ……離さないで、ずっと一緒にいて……」
「透瑠……」
怜はいつもの極上の笑顔を見せた。
「ずっと一緒にいるよ。透瑠がイヤって言っても離さないから」
じん、と言葉が胸に染みてくる。嬉しくて、喉がつかえて、透瑠はただ頷くことしかできなかった。
「は、あ……も、イク、ね……」
汗まみれの怜が苦しそうに微笑んだ。と、同時に透瑠の奥で熱が弾けた。それを感じながら、透瑠も自らを解放した。
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