君の人生に警護で好う(4)

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 今回の映画化される内容は、Ωの男性が‪α‬の男性と出会い、恋人となる。その内に同意の上で妊娠した後に結婚する。それから二人で子育てしながら愛を育むといった感じだ。  まるで颯京様が演じた‪Ω‬の男性と、相手が演じた‪α‬の男性は、この世の中の典型的だった。  たまに子孫まで望まない恋人が居る。  その恋人達に向けて、妊娠から子育てまでの幸せな映像を見せようというつもりだ。少子化にならない為の対策だろう。  ‪αの男性‬は『妊娠や出産、子育て』を求めるのだろうか。男性だと‪Ω‬しか出来ない分だけ負担は大きいだろう。  心配の振りをする秋吉。‪α‬の男性である秋吉にとっては他人事だからだ。  個室の休憩室に行く颯京様の真後ろで、周りの視界を警戒しながら、そう考えていた。
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