君の人生に警護で好う(1)

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 この世は、異性愛より同性愛の方が愛し合う確率が高い世界だ。  特にΩの男性は、全ての男性に目を向けられてしまう。だからなのか、Ωの男性を欲しがる男性達があとを絶えない。  それとは別に真逆でも同じような事が行われている。  そんな男女達から『Ωの男女』の身を守るのが、この警護会社である。ボディーガードの所属を命じられた秋吉 努(あきよし つとむ)。  国家では『Ωの男性・女性を守る』という警護する会社を認められている。  認められた仕事職であるからこそ、難解とされる警護会社だ。  その警護会社から内定を貰うと、秋吉努はボディーガードとして働く日々を送っている。  様々なΩの男女を警護してきたけれど、どれも需要があるから高を括ったり自分自身の価値を売りさばく者も居た。  全ての女性は妊娠や出産が可能だけれども、Ωという下位層を狙う人達が居る。  時には同性の人間に無理矢理抱かれてしまい、恐怖を感じてしまう。そういう被害に遭われた人間は、依頼の際に同性より異性の方を、と選択される。
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