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「もう早くしてよね!優兄ちゃん
遅い!」
「分かってるよ花乃。もうすぐだ
から。」
朝から怒り口調でしっかり者の女の子は、次女の一条花乃様。6歳の小学一年生。小学校に入った事で、ずいぶん大人になりました。まだまだ見た目は小さく可愛らしいですが、性格は強気になってきたような気がします。
そして、花乃様に怒られながら学校へ行く準備をしているのが、一条優様。11歳の小学五年生。花乃様とは同じ小学校に通い、二人で登下校をしています。何故執事の私がいるのに歩いて学校へ行くのか?それは花乃様がご自分の足で歩いて通いたいと言ったからです。小学生になって、やりたい事は何でもやるんだ!と花乃様は意気込んでいるのです。
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