47人が本棚に入れています
本棚に追加
「分かったよ、じゃあまた明日でもいい?」
「明日…ですか?」
彼女のガッカリした顔に怯みそうになる…
ペトラは少しタレ目なので、悲しそうな顔をするとものすごく悪い事をした気になる…
おぉう…魔性の女…
「まだ僕も頭が混乱してるからさ。
また明日ゆっくり話そう?
ペトラも仕事があるだろう?
その次の日もそのまた次の日も、また会えるんだから」
「分かりました!明日からずっと一緒ですわね!」
「…あ、はい」
ずっと?マジか?僕が持たんぞ…
「楽しみにしてます」
朝日より眩しい笑顔。
多分明日早起きになりそうな予感…
明日か…
そんな話できるようになったんだな…
小さな一歩だが、大きな前進だ。
「また明日」
ペトラを部屋の外に見送って、そう言って手を振った。
誰かと明日の約束をするのは随分久しぶりで嬉しかった。
明日も平和な一日でありますように…
✩.*˚to be continued✩.*˚
最初のコメントを投稿しよう!