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理事長室から歩いて10分…
コンコンコン
「失礼します。転入する白雪那月です。2-Sの担任の先生はいらっしゃいますか?」
俺がそういって職員室に入ったら、歌舞伎町にでもいるようなホストが手を挙げた。誰だよホスト雇ったの。どうせ父さんだろうな。面白そうだからって
「こっちだ白雪」
呼ばれたので行ってみると
「俺が2-Sの担任暁月聖夜だ。よろしくな」
「あなたが担任ですか。歌舞伎町に帰られたらいかがですか?」
「俺はホストじゃねぇ」
「誰もホストとは言ってませんよ」
「歌舞伎町って言われたら大体がホストって思ってるやつが多いからな」
「そんなに眉間にシワを寄せるとあと残りますよ」
「誰のせいだ」
「まぁ、そんなことより教室に向かいましょう」
「そんなことってお前が言ったんだろうが、まぁいいか。教室行くぞ」
「はい」
職員室から教室まで10分…
遠いよ。ちなみに歩いてる途中は話すことなくて無言だった。ホストはその空気に耐えられなかったのか色々質問してきたけど適当に答えた。
「よし。白雪呼んだら中入ってこいよ」
「はーい」
なんか色々話しているうちに話し方がくだけちゃった
ガラガラガラッ
「おーい、席つけー」
「キャーーーーーー」
「暁月せんせーーー」
「抱いてくださーーーい」
「抱かせろーーーー」
「ホストーーー」
「いいから席つけ。あと抱かせろとか言ったやつしばくぞ。美空、俺はホストじゃねぇ」
うるさいなぁー。まぁゲイとバイがたくさんいるからな。
「休みのやつ手ぇー挙げろー
よしいねぇな」
おい、しっかりやれよ。怠慢教師
「えっとー、今日は転入生がきた。白雪入ってこい」
ガラガラガラッ
シーーーン
「キャーーーーーー」
「ウォーーーーー」
「かっこいいーーー」
「イケメン」
「美人」
「抱いてくださーい」
「抱かせろーーー」
「王道じゃない…だと」
ハァーーー
「うるさい」
ピタッ
ブルブルブル←那月がうるさいと威圧を込めながら言ったことで震えてる
「初めまして、白雪那月です」
「あぁ〜、お前は窓際の1番後ろだ」
「あぁ」
まだ静かだな
席に着いたら隣のやつが話しかけて来た
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