時の流れに

磨かれた美的センス

落ち込んだ部分では、冬の寒さと食べ物がなかったことだった。

冬にはトイレが凍り付く。次から次へと積もってアルプスよりも高く聳える

終いには、トイレのカメよりも高くなってトンカチで崩さないとウンチも出来

ない状態になる。

　寒いし、子供心に震えてしまった小生だった。

　東京ではしたこともんかったが、おねしょを漏らしてしまう。寒さのため

だ。してる時には温かくて気持ちいいが、後になって冷えてくると寒さが増し

てくるのだ。

　朝になっておねしょをした布団を干すのは恥ずかしい。

　食べ物もなく。もちろん、白米や麦ですらなく。

　粟にコウリャン、すいとんなどだった。

　お赤飯だと思ったら、コーリャンだった。硬くて消化に悪い。

　粟も酷かった。下痢便になるのだ。

　戦争だけは御免だな。

　膝っ小僧は赤チンだらけで、鼻水もでやすいな。寒いし空っ風がい厳しいな

　暖かいところがいいな。海に近くて…。